コラム

防犯効果を高める「ホットスポット・パトロール」とは? 日本の「ランダム・パトロール」との違い

2025年02月07日(金)11時10分

このように単調に見えるパトロールも、ホットスポット・パトロールの方法を採用すれば、心理学や社会学の知見が盛り込まれた、実に奥の深いパトロールに進化する。そして奥の深いパトロールであればあるほど防犯効果も大きく、また無理なく長続きする活動にもなる。

ほかにも、ホットスポット・パトロールは知的好奇心が旺盛な人たちを満足させ、参加者の脳を活性化させたり、地域への愛着を高めたりするメリットがある。さらに、ホットスポット・パトロールは防犯に無関心だった人たちにも魅力的な活動と映り、パトロール隊員の増加にもつながる可能性がある。

このように、パトロールを活性化するにはランダム・パトロールからホットスポット・パトロールへの転換が必要である。

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プロフィール

小宮信夫

立正大学教授(犯罪学)/社会学博士。日本人として初めてケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科を修了。国連アジア極東犯罪防止研修所、法務省法務総合研究所などを経て現職。「地域安全マップ」の考案者。警察庁の安全・安心まちづくり調査研究会座長、東京都の非行防止・被害防止教育委員会座長などを歴任。代表的著作は、『写真でわかる世界の防犯 ——遺跡・デザイン・まちづくり』(小学館、全国学校図書館協議会選定図書)。NHK「クローズアップ現代」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビへの出演、新聞の取材(これまでの記事は1700件以上)、全国各地での講演も多数。公式ホームページはこちら。YouTube チャンネルはこちら

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