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防犯効果を高める「ホットスポット・パトロール」とは? 日本の「ランダム・パトロール」との違い
ホットスポット・パトロールが対象にするホットスポットとは、「入りやすく見えにくい場所」である。こうした場所は犯罪者が利用するケースが多い。パトロール隊がこれらのホットスポットに滞在すれば、犯罪者にプレッシャーを与え、犯行を未然に防ぐことが可能である。
例えば、空き地や駐車場がフェンスやロープで囲まれていなければ「入りやすい場所」になり、周囲に家が少ないと「見えにくい場所」になる。そうした場所は自動車盗難や車上荒らしが起きやすいだけでなく、誘拐犯の物色、ストーカーの待ち伏せ、性犯罪者による児童連れ込み、空き巣犯の下見の準備(窃盗団の作戦本部)に使われる危険性がある。


また、公園がフェンスで囲まれていなければ「入りやすい場所」になり、木々がうっそうと立ち並んでいると「見えにくい場所」になる。さらに、落書きやごみが放置されていると無関心がはびこり、管理が行き届いていない印象を犯罪者に与え、心理的にも「見えにくい場所」になる。そうした場所は子供の連れ去り、女性を狙った性犯罪、少年による恐喝、生徒間のいじめ・暴行、オヤジ狩りに使われる危険性がある。
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