コラム

ウィリアムとヘンリーの間に「信頼はない」...近い将来の「和解は考えられない」と伝記作家が断言

2024年09月14日(土)19時40分

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記者の質疑に応じるジョブソン氏(9月10日、筆者撮影)

2人の王子の関係について「兄弟はとても難しい」

「私はハリーとメーガンのことを完全に理解しているわけではない。彼らは、半分は王室の中に、半分は外にいることを望んだが、エリザベス女王は首を縦には振らなかった。王室が海外で活動をする時には自己宣伝以外の目的がある。外務省と英連邦のためだ」

「ハリーとメーガンの海外訪問は自己宣伝以外の何物でもない」とジョブソン氏は断言する。2人の王子の関係について「兄弟というのはとても難しい。王子であろうと一般市民であろうとね。ヘンリー公爵が謝罪を期待しているのなら『何のために』と言いたい」と語る。

「ウィリアムにとっては妻への攻撃、王室に対する人種差別の告発が非常に大きな問題なんだと思う。信頼が最大の問題だ。2人の間には信頼がほとんどない。2人が激しく対立している現状では近い将来、和解するとは到底、思えない」という。

妻の健康問題とは言え、ウィリアム皇太子のプライバシー優先の秘密主義は王室の伝統やプロトコルと反する。メディアのフラストレーションや矛盾がどんどん膨らむ中、兄弟の不和、時代のギャップをつなぐ接着剤の役割を求められるキャサリン妃の負担は大きいと言わざるを得ない。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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