香港国際空港で貨物機が海に滑落、地上の2人死亡報道

　１０月２０日、香港国際空港で、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイから到着した貨物機が着陸時に滑走路から海に滑落した（２０２５年　ロイター/Tyrone Siu）

[香港 ２０日 ロイター] - 香港国際空港で２０日未明、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイから到着した貨物機が着陸時に滑走路から海に滑落した。空港運営会社が明らかにした。地元メディアによると、２人が死亡した。

空港によると、事故後、北側滑走路は閉鎖されたが、南側と中央の滑走路は運用を継続するという。

事故は現地時間２０日午前３時５０分（日本時間午前４時５０分）ごろに発生。空港はエミレーツ航空の便名がついた航空機であることを確認した。エミレーツ航空はロイターの取材に対し、コメントしなかった。

空港によると、搭乗していた４人の乗員は救助された。地上職員１人も救助されたが、もう１人が行方不明という。

香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストはその後、警察の発表として、地上車両に乗っていた男性２人が死亡したと報じた。

フライト追跡サービスのフライトレーダー２４は香港で滑走路から外れた航空機はボーイング７４７貨物機だったとしている。同機は、大手航空会社に追加の貨物容量を提供しているトルコの航空会社エアＡＣＴが所有しているという。

エアＡＣＴはコメント要請にすぐに応じなかった。