パキスタンとアフガン、即時停戦に合意

　アフガニスタンとパキスタンは１８日、カタールの首都ドーハで会談し、即時停戦に合意した。写真は空爆で破壊された車両のそばに立つタリバン戦闘員。アフガニスタン・カンダハル州で１６日撮影（２０２５年　ロイター）

Asif Shahzad　Mohammad Yunus Yawar　Mushtaq Ali

[イスラマバード／カブール １９日 ロイター] - アフガニスタンとパキスタンは１８日、カタールの首都ドーハで会談し、即時停戦に合意した。双方は過去１週間、国境地帯で激しく衝突していた。

パキスタンのハワジャ国防相は１９日、停戦が「最終決定された」とＸに投稿。２５日にイスタンブールで再び会合を開き「詳細」を協議する方針を示した。

アフガンのタリバン暫定政権の報道官も声明で、完全かつ有意義な停戦で合意したと述べた。

トルコとともに会談を仲介したカタール外務省は、追加の会合について「停戦の持続可能性を確保し、信頼できる持続可能な方法で履行を検証する」ことが目的だと述べた。

パキスタンは、アフガンを拠点に越境攻撃を仕掛けている過激派組織を取り締まるようタリバンに要求。タリバンは国内にパキスタン過激派の拠点はないと主張しており、これがきっかけとなって衝突が発生した。衝突では数十人が死亡、数百人が負傷した。