中国、仏と高官レベルの戦略的協議強化の意向表明

中国外務省は16日、王毅外相がフランスのエマニュエル・ボンヌ大統領府外交顧問と15日に会談し、両国の高官レベルでの戦略的な協議を強化したいとの意向を伝えたと発表した。写真は9月1日、天津市で撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[北京 16日 ロイター] - 中国外務省は16日、王毅外相がフランスのエマニュエル・ボンヌ大統領府外交顧問と15日に会談し、両国の高官レベルでの戦略的な協議を強化したいとの意向を伝えたと発表した。
発表によると、王氏は会談で中国が戦略的な相互信頼を深めるとともに、全面的な協力を進める用意ができていると伝達。王氏はフランス側が「二国関係に確固たる政治的な保証を提供する」ことを期待しているともコメントしたが、中国外務省はその詳細について明らかにしなかった。
また、協力を拡大する分野として民生用の原子力エネルギー、航空宇宙、農業・食品、人工知能(AI)、新エネルギーを挙げた。
両国はロシアが侵攻したウクライナでの戦闘、中東情勢、世界の統治システムについても議論したと説明。両国が調和の取れたコミュニケーションを続けることでも合意したとしている。