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金現物が連日最高値、4241ドル 米中摩擦や米利下げ観測で

2025年10月16日(木)13時35分

金現物が10月16日の取引で5営業日続伸し、過去最高値を更新した。写真はムンバイの宝飾店に並ぶ金のネックレス。3月20日撮影(2025年 ロイター/Francis Mascarenhas)

Ishaan Arora

[16日 ロイター] - 金現物が16日の取引で5営業日続伸し、過去最高値を更新した。米中貿易摩擦の激化や米政府機関閉鎖を巡る懸念を背景に安全資産が買われているほか、米利下げ観測の高まりも支援材料となっている。

金現物は0311GMT(日本時間午後0時11分)時点で0.8%高の1オンス=4241.77ドルと過去最高値を付けた。米国の金先物12月限は1.2%高の4253.70ドル。

米政府高官は15日、中国が発表したレアアース(希土類)の輸出管理強化について、世界のサプライチェーンへの「脅威」と非難。ベセント財務長官は、中国が実施に踏み切れば、米国は輸出規制などさらなる措置を講じることができるとした。また、欧州の同盟国が参加の意向を示せば、米国はロシア産原油購入を巡り中国に関税を課す用意があると述べた。

こうした中、ANZは年内に金相場が4400ドルに達するとの予想を示した。

ロイター
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