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トランプ氏のポートランド派兵、米連邦地裁が一時差し止め延長

2025年10月16日(木)07時44分

米西部オレゴン州の連邦地裁は10月15日、トランプ大統領による同州ポートランドへの州兵派遣を一時差し止めた命令を14日間延長した。写真はテキサス州兵。7日、イリノイ州エルウッドで撮影(2025年 ロイター/Jim Vondruska)

Nate Raymond

[15日 ロイター] - 米西部オレゴン州の連邦地裁は15日、トランプ大統領による同州ポートランドへの州兵派遣を一時差し止めた命令を14日間延長した。トランプ氏は対立する民主党の首長が率いる都市に州兵を派遣しており、その一環として9月27日に州兵200人をポートランドへ派遣するように命じていた。

ポートランドへの派兵を巡っては、西部カリフォルニア州サンフランシスコの第9巡回区連邦控訴裁判所の3人の判事が審理している。オレゴン州の連邦地裁のイマーガット判事は派兵の一時差し止め命令が今週で失効するのを前に、期間を延長した。

司法省の弁護士マイケル・ジェラルディ氏は15日の公聴会で、派兵の一時的な差し止め命令を延長することに反対し、命令の解除を要求した。

この件についてホワイトハウスは直ちにはコメントしなかった。

トランプ氏が1期目に指名して就任したイマーガット氏は今月4、5両日に派兵差し止めを命じていた。トランプ氏がオレゴン州の州兵を掌握できないとの判断を下したのに続き、他州の州兵を動員することで命令を回避することもできないとの判断を下していた。

イマーガット氏は今月29日、より長期の派兵差し止め命令を出すかどうかを判断する予定だ。同氏は15日、判断は「現地の状況と、命令された派兵が正当化されるかどうか」にかかっているとの認識を示した。

ロイター
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