「ビットコイン・ジーザス」、脱税事件でトランプ政権と和解

　暗号資産（仮想通貨）の初期投資家として知られ、「ビットコイン・ジーザス」と呼ばれたロジャー・バー氏（４６）が、数千万ドル規模の脱税事件で和解するため最大４９９０万ドルを支払うことに同意した。米司法省が１４日に明らかにした。写真はビットコインのイメージ。２０２１年５月撮影（２０２５年　ロイター/Dado Ruvic）

Nate Raymond　Sarah N. Lynch

[１４日 ロイター] - 暗号資産（仮想通貨）の初期投資家として知られ、「ビットコイン・ジーザス」と呼ばれたロジャー・バー氏（４６）が、数千万ドル規模の脱税事件で和解するため最大４９９０万ドルを支払うことに同意した。米司法省が１４日に明らかにした。

トランプ米大統領に「このローフェア（法律を武器とした戦争）を終わらせる手助けをしてほしい」と訴えていたバー氏は、ロサンゼルスの連邦裁判所で脱税の罪などを解決する起訴猶予合意を締結。結局、トランプ氏はバー氏を赦免しなかったものの、暗号資産に好意的なトランプ政権との合意により、条件を守ればバー氏に対する起訴は１カ月後に取り下げられることになっている。

バー氏は声明で「この訴訟が退けられたことに非常に感謝しており、この最終的な解決に向けたトランプ政権のリーダーシップとプロフェッショナリズムに感謝している」と述べた。