サウジアラムコ、日量1200万バレルの生産を1年間維持可能=CEO

10月13日、サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者は、追加コストをかけることなく、日量1200万バレルの原油生産を1年間維持できると述べた。写真は同社の製油所、サウジで2019年10月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
Shadia Nasralla Stephanie Kelly Yousef Saba
[ロンドン 13日 ロイター] - サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は13日、追加コストをかけることなく、日量1200万バレルの原油生産を1年間維持できると述べた。
サウジは世界の余剰石油生産能力のうち、大部分の割合を占めている。
ナセル氏はロンドンで開催された「エネルギー・インテリジェンス・フォーラム」で講演し、今年の世界石油需要は日量110万─130万バレル増加し、2026年には同120万─140万バレル増加すると予測した。
アラムコの採掘コスト(石油換算1バレル当たり)は石油が2ドル、ガスが1ドルだという。
同氏は「われわれは膨大な資源ベース、低コスト、業界全体で最も低い部類に入る上流の炭素集約度のおかげで、石油で支配的であり続けるだろう」と指摘。「また、需要も底堅く、供給に対する長期的な投資が早急に必要であることは今や広く受け入れられている」と語った。