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米副大統領、オバマケア税額控除は「不正の手段」と批判 規制改革訴え

2025年10月13日(月)14時29分

 バンス米副大統領は12日、医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)の税額控除が不正の手段になっていると批判し、規制改革を求めた。写真は米ミシガン州ハウエルで9月撮影(2025年 ロイター/Jessica Koscielniak)

Bo Erickson Ted Hesson

[ワシントン 12日 ロイター] - バンス米副大統領は12日、医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)の税額控除が不正の手段になっていると批判し、規制改革を求めた。

政府閉鎖を巡る議会の対立が続く中、野党民主党の議員らはACAの補助金延長を目指している。

バンス氏はCBSニュースの番組で、「税額控除は一部の人々に当然適用されるが、実際には保険業界で多くの無駄や不正に使われていると考えている。われわれは税額控除が必要な人々に確実に行き渡るようにしたい」と語った。

バンス氏の見解は、過去2週間にわたって立法上の影響力を行使し、政府再開に向けた暫定予算法案への採決を保留してきた上院民主党の姿勢とは対照的だ。

上院民主党議員の大半は、年末に期限切れとなるオバマケアの税額控除延長など、さまざまな医療制度の改善策を求めて抵抗を続けている。

トランプ大統領は先週、医療保険政策に関する交渉に応じる用意はあるが、政府閉鎖が終わってからだと述べた。

バンス氏は「オバマケアは医療保険業界に多くのばかげた規制を課したとも考えている。これを廃止すれば、人々はより低コストでより良い医療を受けられるようになる。われわれはそれに取り組んでいる」と語った。

ロイター
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