BPの世界石油需要ピーク予想、2030年まで5年後ずれ 省エネ取り組み鈍化で

9月25日、英石油大手BPは、世界の石油需要が2030年まで伸び続けるとの見通しを示した。写真はロゴ、ニューヨークで2021年11月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
Stephanie Kelly Shadia Nasralla
[ロンドン 25日 ロイター] - 英石油大手BPは25日、世界の石油需要が2030年まで伸び続けるとの見通しを示した。需要ピークは25年としていた1年前の予測から5年も遅くなる形で、エネルギー効率向上や二酸化炭素(CO2)排出量削減の取り組みが鈍るためとしている。
BPは最新の年次調査報告「エネルギー・アウトルック」で2050年までのエネルギー動向を、2つのシナリオに基づいてモデル化した。
1つは各国による既存の政策や約束を踏まえた「現状軌道」シナリオ、もう1つはパリ協定に沿って世界の平均気温上昇を摂氏2度未満に抑えるために50年までにCO2排出量を23年から約90%減らす「2度未満」シナリオだ。
石油需要に関して、現状軌道シナリオでは30年までに日量1億0340万バレルに達した後、50年までに8300万バレルに減る見込み。
昨年の報告では25年に約1億0200万バレルでピークを付けると想定していた。
エネルギー効率の改善が低調な事態が続けば、35年までに石油需要は1億0600万バレル前後まで高まるとしている。
2度未満シナリオに従うと、石油需要は25年の1億0220万バレルがピークで、50年には3380万バレルに落ち込む。
CO2排出量は、現状軌道シナリオで30年までおおむね横ばい、50年までには23年日で約25%減少。2度未満シナリオの場合は、新興国の脱炭素化加速がけん引して90%減少する。
現状軌道シナリオの下での天然ガス需要は40年までに4兆8000億立方メートル前後と足元からおよそ17%増加する。中国、インドやその他アジア諸国、中東諸国が需要を押し上げるという。
欧州連合(EU)のロシア産ガス輸入は約50%減って150億立方メートルとなり、その後数十年変わらない見込みだ。
液化天然ガス(LNG)輸出は現状軌道シナリオで35年までに9000億立方メートル前後に増える予想で、その半分強は米国と中東が占める。
現状軌道シナリオに基づく世界の電力需要は向こう10年で4万テラワット時超と、23年の水準から40%前後増える。やはり中国とインドがけん引役だ。
さらに50年までに需要はほぼ倍増する見通しで、これは主に輸送手段の電動化が飛躍的に進むためとみられている。発電量の半分余りは、風力と太陽光が担うという。
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