ニュース速報
ワールド

米EPA、気候変動対策の補助金打ち切り可能 高裁が判断

2025年09月03日(水)10時56分

米ワシントンの連邦高裁は2日、気候変動対策のため非営利団体に付与された160億ドル超の補助金をトランプ政権が打ち切ることを認める判断を示した。写真は2月28日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)

Nate Raymond

[2日 ロイター] - 米ワシントンの連邦高裁は2日、気候変動対策のため非営利団体に付与された160億ドル超の補助金をトランプ政権が打ち切ることを認める判断を示した。

補助金はバイデン前政権で成立したインフレ抑制法に基づき付与されたが、トランプ政権になって環境保護局(EPA)が不正や無駄遣い、乱用の可能性があるなどとして打ち切りを要求。

補助金を付与された非営利5団体が、銀行に預けられていた総額160億ドル超の資金が凍結されたことを受けて提訴した。

連邦地裁は4月に仮差し止め命令を出し、凍結解除を銀行に命じたが、控訴審が続く間、判決の効力が停止されていた。

高裁は5団体が起こした訴訟を審理する権限が連邦地裁にはなかったとし、主に政府に対する金銭請求を扱う連邦請求裁判所で審理されるべきとの判断を示した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

日経平均は反発、FRB利下げ観測や米ハイテク株高で

ワールド

習主席、スロバキアを称賛 EUとの関係促進で支援期

ビジネス

野村HD、非上場企業向け体制を強化 専門部門を改称

ビジネス

午後3時のドルは148円前半で上値重い、株高や政局
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    「見せびらかし...」ベッカム長男夫妻、家族とのヨットバカンスに不参加も「価格5倍」の豪華ヨットで2日後同じ寄港地に
  • 3
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害」でも健康長寿な「100歳超えの人々」の秘密
  • 4
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 5
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 6
    Z世代の幸福度は、実はとても低い...国際研究が彼ら…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中