米国務長官、英仏独のイラン制裁復活に向けた動きを歓迎

ルビオ米国務長官は、英仏独の3カ国による対イラン国連制裁復活に向けた動きを歓迎した。7月11日、クアラルンプールで撮影(2025年 ロイター/MANDEL NGAN/Pool via REUTERS)
[ワシントン 28日 ロイター] - ルビオ米国務長官は28日、英仏独の3カ国による対イラン国連制裁復活に向けた動きを歓迎した。これら3カ国がイランによる核合意の「重大な不履行」を明確に示したという認識も示した。
英仏独の3カ国は、2015年のイラン核合意で解除された対イラン国連制裁を復活させる手続きを開始した。これにより、国連安保理は30日間の検討期間に入る。
ルビオ長官は声明で、イラン核問題の平和的かつ永続的な解決を促進するため、「米国は引き続きイランと直接交渉する用意がある」と言明。同時に、イランが核開発問題を巡り違反があった場合に制裁を復活させる「スナップバック」と呼ばれる規定の発動に向け、英仏独の3カ国や国連加盟国と連携すると述べた。