ノルウェーの25年の石油・ガス設備投資、過去最高に=統計局

8月15日 ノルウェー統計局が14日公表した推計によると、同国の石油・ガス向け設備投資が2025年に2748億クローネ(269億8000万ドル)と過去最高を記録し、来年以降は主要プロジェクトの完了に伴って減少に転じるとの見通しを示した。写真は2021年8月、ノルウェーのスタバンゲルで撮影(2025年 ロイター/Nerijus Adomaitis)
[オスロ 14日 ロイター] - ノルウェー統計局が14日公表した推計によると、同国の石油・ガス向け設備投資が2025年に2748億クローネ(269億8000万ドル)と過去最高を記録し、来年以降は主要プロジェクトの完了に伴って減少に転じるとの見通しを示した。
25年の予想は5月時点推計の2691億クローネから引き上げた。26年の予想も5月時点の2066億クローネから2294億クローネへ上方修正した。24年の実績は2512億クローネだった。
26年に減少するのは、「油田開発における投資計画の縮小」が主因。エクイノールやボル・エナジーの新規プロジェクトが25、26両年に複数承認される見込みだが、探査活動全体では支出が減ると予想されている。
設備投資予想は通常、企業が年末に向けた数カ月間に支出計画を詰めるのに伴って上方修正される。
ノルウェーは世界全体の原油生産量の約2%を占めている。また、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、欧州最大のパイプラインによるガス供給国となっている。