プーチン氏に合意の用意、2回目の3者会談「重要に」=トランプ氏

トランプ米大統領は14日、ロシアのプーチン大統領がウクライナにおける紛争の停戦で「合意すると思う」と述べた。2018年11月、アルゼンチンのブエノスアイレスで撮影(2025年 ロイター/Marcos Brindicci)
[ワシントン 14日 ロイター] - トランプ米大統領は14日、ロシアのプーチン大統領と15日に予定する首脳会談について、ウクライナにおける紛争の即時停戦の実現は不透明としつつも、「プーチン大統領が合意すると確信している」と述べた。
トランプ大統領はFOXニュース・ラジオとのインタビューで、対ロシア制裁の警告が、ロシア側の会談要請のきっかけになった可能性が高いとも述べた。
今回の会談は「2回目の会談への土台となるが、成功しない可能性も25%ある」とし、2回目の会談が実現するかどうかは保証されていないと述べた。
同時に、ウクライナのゼレンスキー大統領を交えた3者会談の開催地について3カ所を考えているとも明らかにした。アラスカでの開催が最も容易なシナリオだろうとし、プーチン氏との「会談の結果次第で、ゼレンスキー大統領に電話で連絡し、次の会談場所に呼ぶつもりだ」とした。
3者会談では領土問題についてさらに深く掘り下げて協議される公算が大きいと指摘。「2回目の会談は極めて重要になるだろう。そこで合意が成立するからだ」とし、「境界線や領土などについて、譲歩が必要となるだろう」とも述べた。
ただ、合意が実現するかどうかはプーチン大統領とゼレンスキー大統領次第とし、「私は彼らと交渉するつもりはない。彼らに交渉させるつもりだ」と強調した。