トランプ氏、退職年金にプライベート市場投資促す大統領令署名へ=米紙

7月15日、トランプ米大統領(写真)は、米国の退職年金制度でプライベート市場への投資をより利用しやすくするための大統領令に数日中に署名する見込みだと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として報じた。ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)
[15日 ロイター] - トランプ米大統領は、米国の退職年金制度でプライベート市場への投資をより利用しやすくするための大統領令に数日中に署名する見込みだと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として15日に報じた。
WSJによると、大統領令は労働省と証券取引委員会(SEC)に対し、確定拠出年金(401k)制度にプライベート資産のような投資を含めることについて、雇用主や年金制度管理者にガイダンスを提供するよう指示するものという。
ホワイトハウスはこの報道についてコメントを控えた。
プライベート市場投資にはプライベートエクイティ(PE)、ベンチャーキャピタル、不動産、ヘッジファンドなどが含まれる。これらの資産は公開市場で取引されず、一般的に株式や債券のような従来の公開市場投資と比較してリスクは高いものの、潜在的に高いリターンが期待できるとされる。