イスラエル、レバノンでハマス要人を攻撃 ヒズボラとの停戦後初か

イスラエル軍は声明で、レバノン北部の都市トリポリでイスラム組織ハマスの「重要人物」を攻撃したと発表した。写真はレバノン北部で8日撮影(2025年 ロイター/Walid Saleh)
[カイロ/ベイルート 8日 ロイター] - イスラエル軍は声明で、レバノン北部の都市トリポリでイスラム組織ハマスの「重要人物」を攻撃したと発表した。現時点で、人物の身元については明らかにしていない。
ハマスからもすぐにコメントは得られなかった。
レバノン国営メディアはトリポリ近郊で車が襲撃されたと伝えた。保健省によると2人が死亡、3人が負傷したというが、身元は明らかでない。
昨年、米国が仲介した停戦により、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラとイスラエルの紛争は終結したが、イスラエルは主にレバノン南部にあるヒズボラの武器庫や軍事施設とされる場所への攻撃を続けている。
この日のトリポリ近郊での攻撃は、停戦以来、この地域で初めて標的を定めた暗殺が行われたケースとみられる。