ニュース速報
ワールド

タイCPI、6月は前年比-0.25% 3カ月連続マイナス

2025年07月07日(月)16時59分

 タイ商務省が7日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.25%下落と、3カ月連続でマイナスとなった。写真はバンコクの市場。2016年3月、バンコクで撮影(2025年 ロイター/Athit Perawongmetha)

[バンコク 7日 ロイター] - タイ商務省が7日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.25%下落と、3カ月連続でマイナスとなった。エネルギー価格と食品価格が下落したが、同省はデフレの兆候はないと述べた。

ロイターがまとめた市場予想は0.1%下落。5月は0.57%下落だった。

中央銀行のインフレ目標(1.0─3.0%)を4カ月連続で下回った。

会見した同省貿易政策戦略室のプーンポン・ナイヤナパコーン室長は、CPI上昇率は第3・四半期もマイナスが続き、第4・四半期にプラスに転じるとの見通しを示した。物価下落はエネルギー価格の下落によるもので、デフレの兆候はないという。

変動の激しい生鮮食品とエネルギーを除くコアCPIは前年同月比1.06%上昇。予想は1.10%上昇だった。

1─6月のCPI上昇率は平均で前年比0.37%、コアCPIは0.97%。

同省は2025年のCPI上昇率予測を0.0─1.0%に据え置いた。

タイ中央銀行は先月、主要金利を1.75%に据え置いた。経済を支えるため緩和的な政策スタンスを維持し、必要に応じて金利を調整する用意があると表明した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

プーチン大統領、運輸相解任 理由公表せず

ビジネス

中国人民銀、一部金融機関に最近のドル安への見解尋ね

ビジネス

OPECプラス、9月に大幅増産へ 減産解消=関係筋

ワールド

EU、中国との気候共同行動宣言への署名を保留=FT
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アリ駆除用の「毒餌」に、アリが意外な方法で「反抗」...意図的? 現場写真が「賢い」と話題に
  • 2
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」だった...異臭の正体にネット衝撃
  • 3
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に...「曾祖母エリザベス女王の生き写し」
  • 4
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 5
    コンプレックスだった「鼻」の整形手術を受けた女性…
  • 6
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 7
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 8
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 9
    ギネスが大流行? エールとラガーの格差って? 知…
  • 10
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 3
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸せ映像に「それどころじゃない光景」が映り込んでしまう
  • 4
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 5
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 6
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 7
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 8
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 9
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 10
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とん…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中