イラン外相、NPT順守を表明 「IAEA協力は安保評議会経由」

イランのアラグチ外相は3日、同国が核拡散防止条約(NPT)およびその保障措置協定を引き続き順守する姿勢を示した。写真は2024年10月、レバノンのベイルートで記者団に応じる同外相(2025年 ロイター/Mohamed Azakir)
[ドバイ 3日 ロイター] - イランのアラグチ外相は3日、同国が核拡散防止条約(NPT)およびその保障措置協定を引き続き順守する姿勢を示した。
アラグチ外相はXへの投稿で「明らかな安全および安保上の理由から、IAEAとの協力はイランの国家安全保障最高評議会を通じて行われることになる」と述べた。
イランのペゼシュキアン大統領は前日2日、国際原子力機関(IAEA)との協力を停止する法律を施行、米国はこの動きを「容認できない」と非難している。
また、イランによるIAEAへの協力停止を巡っては、ドイツ外務省が撤回を求めており、アラグチ外相のコメントはこれに対するものとみられる。
アラグチ氏は、イスラエルによるイランへの違法な攻撃を公然と支持しているとドイツを非難する姿勢を示している。