ゼレンスキー氏、ロシアのイラン擁護に懸念 対ロ制裁強化を訴え

6月19日、ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は、ロシアがイラン当局を擁護していることは対ロシア制裁を強化する必要性を浮き彫りにしていると述べた。写真は16日、ウィーンで撮影(2025年 ロイター/Lisa Leutner)
[19日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ロシアがイラン当局を擁護していることは対ロシア制裁を強化する必要性を浮き彫りにしていると述べた。
ロシアがイラン製ドローン(無人機)「シャヘド」や北朝鮮製の弾薬を使用していることは、ウクライナの同盟諸国がロシアに対して十分な圧力をかけていない証拠だと指摘した。
ビデオ演説で「ロシアは現在、イランの核開発計画を救おうとしている。これに関するロシアの公的なシグナルと非公開の行動について、他に説明のしようがない」と語った。
ロシアは今年、イランと戦略的パートナーシップを締結した。イスラエルによるイランへの攻撃を非難し、仲介を申し出ている。
ゼレンスキー氏はトランプ米大統領がより厳しい制裁を検討し、戦争終結のための外交努力を強化することを「大いに期待している」と述べた。