ブラジル経済活動指数、第1四半期は大幅上昇 穀物豊作と工業が貢献

5月19日、ブラジル中央銀行が発表した第1・四半期の経済活動指数は前期比1.3%上昇した。写真は2024年6月、ブラジリアでドローン撮影(2025年 ロイター/Adriano Machado)
[ブラジリア 19日 ロイター] - ブラジル中央銀行が19日発表した第1・四半期の経済活動指数は前期比1.3%上昇した。穀物の豊作と工業部門の伸びで、高金利下の第1・四半期を力強く乗り切った。
アナリストらは例年年初に見られる大豆の大量収穫が経済に大きな恩恵をもたらすと予想していた。第1・四半期には農業を表す指数が6.1%上昇した。
中銀の算定方法によれば、この増加分を除いても、経済活動は前期から
1.0%拡大した。主な押し上げ要因は工業の1.6%拡大だった。
ABCブラジル銀行のエコノミスト、フランシスコ・リマ・フィリョ氏は、金融政策にまだ課題があることが示されたと指摘。大半のエコノミストが金利に変更はないと予想する中、同氏は中銀が6月の政策会合で25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを行うとの予想を示した。