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米、ハーバード大への助成金6000万ドル打ち切り 反ユダヤ理由に

2025年05月20日(火)15時17分

 5月20日 米厚生省は19日、ハーバード大学に対する6000万ドルの連邦補助金を打ち切ることを明らかにした。写真はハーバード大学ビジネススクールのキャンパス。4月15日、マサチューセッツ州ケンブリッジで撮影(2025年 ロイター/Faith Ninivaggi)

[19日 ロイター] - 米厚生省は19日、ハーバード大学に対する6000万ドルの連邦補助金を打ち切ることを明らかにした。キャンパス内での反ユダヤ主義的ハラスメントや民族差別に対処できていないことが理由としている。

トランプ政権はここ数週間で、同大学に対する30億ドル近い連邦補助金や契約を凍結もしくは打ち切っている。

トランプ大統領は1月の就任以来、米国の学術界が反米、マルクス主義、「急進左派」のイデオロギーに支配されていると主張。連邦研究資金の停止をちらつかせて見直しを迫っている。

政権は、ハーバード大が学生の入学審査の際に民族性を考慮し続けていると指摘。米国の複数の大学で昨年起きた親パレスチナ派の学生による抗議運動を受けて、ユダヤ人差別を容認していると非難している。

厚生省はXへの投稿で「ハーバード大学が反ユダヤ主義的なハラスメントや人種差別への対処を怠り続けているため、複数の助成金支給を打ち切る」と発表した。

ロイター
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