日米交渉、期限に拘泥し国益損なうことしない=石破首相

5月19日、石破茂首相(写真)は参院予算委員会集中審議で、対米関税交渉で「期限は念頭に置くが、期限に拘泥するあまり、国益を損なうようなことをするつもりはない」と述べた。写真は2月、米ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)
Yoshifumi Takemoto
[東京 19日 ロイター] - 石破茂首相は19日の参院予算委員会集中審議で、対米関税交渉で「期限は念頭に置くが、期限に拘泥するあまり、国益を損なうようなことをするつもりはない」と述べた。森本真治委員(立憲)への答弁。
森本氏は首相に、交渉の時間を区切ってやるのか、あるいは米中のように段階的に合意するところは合意する戦略を取るのか質問した。
これに先立ち赤沢亮正経済再生相は同委で、3回目の日米関税交渉のための訪米について、「具体的日程は調整中で、申し上げられる状況にない」と述べた。
赤沢再生相によると「事務レベルの協議の進捗状況やこちらの申し入れている(訪米)日程などを含めて調整している」という。
事情を知る政府関係者によると、赤沢再生相は3回目の日米関税交渉を行うため、今週後半にも訪米を検討している[L4N3RM256]。
農産品を巡る交渉状況に関しては「農業生産者が安心して再生産できる環境づくりがの重要」と答弁した。