メキシコ4月CPI、前年比3.93%上昇 予想とほぼ一致

5月8日、メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.93%上昇し、ロイター調査のエコノミスト予想とほぼ一致した。シウダーフアレスの市場で2023年7月撮影(2025年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)
[8日 ロイター] - メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が8日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.93%上昇し、ロイター調査のエコノミスト予想とほぼ一致した。3月の同3.8%上昇から加速したが、3%プラスマイナス1%ポイントという中央銀行の目標レンジ内に収まり、中銀は利下げを継続できそうだ。
世界貿易の不透明感が強まる中、メキシコ経済は減速基調にある。中銀は3月に2カ月連続で0.5%幅の利下げを実施し、政策金利を9%とした。インフレ率が予想通り安定的に推移すれば、追加利下げを行うことも示唆していた。次の政策決定会合は5月15日。
4月のCPIは、前月比では0.33%上昇。食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.49%、前年同月比3.93%、それぞれ上昇した。