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ドイツ4月失業率6.3%、コロナ後で最悪 景気低迷が重し
2025年04月30日(水)18時39分
Maria Martinez
[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦雇用庁が30日発表した4月の失業率(季節調整済み)は6.3%と、新型コロナウイルス流行後で最悪となった。長期的には労働力が不足しているものの、景気低迷が労働市場の重しになっている。
失業率は3月の6.2%から悪化した。新型コロナ流行時を除けば2015年12月以来の高水準。
4月の失業者数(季節調整済み)は前月比4000人増の292万人。ロイターがまとめた市場予想は1万5000人増だった。
4月の求人件数は64万6000件。前年同月を5万5000件下回った。労働需要の鈍化が浮き彫りになった。
ドイツ経済はトランプ米大統領が発表した関税措置の影響で戦後初めて3年連続のマイナス成長となる可能性がある。
失業者数は10年ぶりに300万人の大台に近づいている。