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イラン反政府デモ、死者21人に ハメネイ師「敵国が扇動」

2018年01月03日(水)13時24分

 1月2日、イランの反政府デモが6日目に入り、死者が21人に達する中、イランの最高指導者であるハメネイ師(写真)はデモについて初めて公式にコメントし、イランの「敵国」がデモを扇動しているとして強く非難した。提供写真。2017年11月撮影(2018年 ロイター/Handout via REUTERS)

[ロンドン 2日 ロイター] - イランの反政府デモが6日目に入り、死者が21人に達する中、イランの最高指導者であるハメネイ師は2日、デモについて初めて公式にコメントし、イランの「敵国」がデモを扇動しているとして強く非難した。

イランでは各地に機動隊が展開、デモの鎮静化に努めている。当局者によると、テヘランではこの3日間で450人以上が逮捕されたほか、全土で数百人が拘束された。一部の当局者は、死刑適用の可能性もあると語った。

ハメネイ師は、イランの敵がデモを扇動していると批判。「イランの敵はここ数日、カネや武器、政治、情報機関などのさまざまツールを利用して、わが国に問題を起こそうとしている」なとど強調した。

ヘイリー米国連大使は、デモに外国が関与しているとの主張について「ナンセンス」と否定。「デモは自発的なものであり、長く抑圧されてきた人々が独裁者に立ち向かおうとしている」とした上で、デモへの支持を表明するため、国連での緊急会合開催を要請する考えを示した。

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