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トランプ氏、オバマ前政権の環境規制撤回へ 28日に大統領令
3月27日、トランプ米大統領は、オバマ前政権が導入した一連の環境規制を撤回する大統領令に署名する。国内のエネルギー生産拡大を目指すが、環境保護団体は法廷で戦う姿勢を示している。ホワイトハウスでの法案の調印式で撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン 27日 ロイター] - トランプ米大統領は28日、オバマ前政権が導入した一連の環境規制を撤回する大統領令に署名する。国内のエネルギー生産拡大を目指すが、環境保護団体は法廷で戦う姿勢を示している。
大統領令では、州政府に発電所の二酸化炭素排出削減を義務付けるオバマ前大統領の「クリーンパワー計画」を撤回する。また、連邦所有地を炭鉱開発向けにリースすることを禁止した措置や、石油・ガス生産に伴うメタンガス排出削減を定めたルールを撤回し、連邦政府機関が新たな規制を審査する際に温暖化への配慮が占めるウエートを減らす。
ホワイトハウス当局者は記者団に対し「(これまでとは)違う方向に進む」と述べ、「前政権の政策では労働者が軽視されたが、われわれは国民に仕事を提供しつつ環境を保護することを可能にする」と強調した。
大統領令への署名は28日午後に環境保護局(EPA)で行われ、プルイットEPA局長やジンキ内務長官、エネルギー省のペリー長官が立ち会う。
環境保護団体は大統領令に反対する意向を表明しており、アースジャスティスのプレジデントは「法律や科学の現実を無視するものだ」として大統領令を批判、法廷内外で戦う構えを示した。