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フィリピン政府、米国との経済関係を維持へ=貿易相
2016年10月21日(金)13時30分

10月21日、フィリピンのロペス貿易産業相は、同国のドゥテルテ大統領が米国と「決別する」と表明したことを受け、フィリピン政府が米国との経済関係を維持する方針を確認した。写真は中国の習近平国家主席(左)とドゥテルテ大統領(右)。北京で20日撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)
[マニラ 21日 ロイター] - フィリピンのロペス貿易産業相は21日、同国のドゥテルテ大統領が米国と「決別する」と表明したことを受け、フィリピン政府が米国との経済関係を維持する方針を確認した。
ドゥテルテ大統領は20日、北京の人民大会堂で行われたビジネスフォーラムで演説し「軍事的にも経済的にも米国と決別する。米国は敗れた」と述べた。
大統領の訪中に同行していたロペス貿易相はCNNフィリピンに対し「大統領は決別について語らなかった。われわれは米国との貿易や投資面での関係を中断しない」と述べた。
ドゥテルテ大統領は中国との関係を一段と深めたいとの希望を表明したと指摘し、フィリピンは一方への過度な依存から脱却しようとしていると説明した。
その上で「しかしわれわれは当然ながら西側、特に米国との貿易や投資活動を止めることはない」と述べた。
*写真を差し替えて送します。