米民主副大統領候補ケーン氏、「トランプ氏はワンマンの壊し屋」

　７月２７日、米民主党全国大会３日目、党の副大統領候補に指名されたケーン上院議員が演説し、共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ氏について、米国の将来を任せられない「ワンマンの壊し屋」だとして非難した。写真はケーン上院議員。ペンシルベニア州 フィラデルフィアで撮影（２０１６年　ロイター／Mike Segar）

［フィラデルフィア　２７日　ロイター］ - 米民主党全国大会では３日目の２７日、党の副大統領候補に指名されたケーン上院議員が演説し、共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ氏について、米国の将来を任せられない「ワンマンの壊し屋」だとして非難した。

ケーン氏は「われわれの国はあまりにも偉大であり、口先だけで空約束し、自己宣伝に余念がないワンマンの壊し屋の手に委ねることはできない」と述べた。

また、「彼（トランプ氏）はこれまで、自らがやるといったことをどのようにやるのか何も語っておらず、ただ『私を信じてくれ』と言っているだけだ。本当に彼を信じられるのだろうか。彼のこれまでのキャリアを見てみれば、信じない方がいい」と述べた。

スペイン語が堪能なケーン氏は、時折スペイン語の表現を盛り込みながら演説。民主党の大統領候補に指名されたヒラリー・クリントン氏とは「心の友（companeros de alma）」だとした。