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スコットランド首相が独立準備着手へ、EU離脱受け選択肢残す
7月25日、スコットランドのスタージョン行政府首相は、英EU離脱決定を受け、独立の選択肢を残すため、準備作業に着手する方針を表明した。写真はエディンバラで同日代表撮影(2016年 ロイター)
[ロンドン 25日 ロイター] - 英北部スコットランドのスタージョン行政府首相は25日、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け、スコットランド独立の選択肢を残すため、準備作業に着手する方針を明らかにした。
スタージョン氏は演説で「英国の中でのわれわれの利益が守られないと判断すれば、独立は検討する権利としてスコットランドが有すべき選択肢の1つ」と指摘。「そのため必要と判断した際に、確実にスコットランド議会の選択肢となるよう、準備的な措置を講じる」とした。
どのような準備作業を行なうかは明らかにしなかったが、前例のない事例であることを踏まえると、EU、および英国との将来の関係についてあらゆる選択肢を検討すべきと強調した。
英国は全体としてEU離脱を決定したが、スコットランドでは残留派が多数を占めた。スコットランドは2年前に実施した英国からの独立の是非を問う住民投票で残留を決めたが、スタージョン氏は英国がEUに残ることが前提だったと主張、独立も視野に入れるとの姿勢に転換している。