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中国機の米軍機異常接近は両国間合意に抵触=米国防総省
2016年05月27日(金)17時00分
5月26日、米国防総省は、先週南シナ海で米軍の偵察機に中国が行ったインターセプト(進路妨害)は、昨年の2国間合意に抵触するとの結論を出した。同省当局者が明らかにした。写真は南シナ海で昨年5月撮影。米海軍提供(2016年 ロイター)
[ワシントン 26日 ロイター] - 米国防総省は、先週南シナ海で米軍の偵察機に中国が行ったインターセプト(進路妨害)は、昨年の2国間合意に抵触するとの結論を出した。同省当局者が明らかにした。
両国は昨年、空対空の遭遇時における行動指針と軍事ホットラインの開設で合意したと発表した。
米国防総省のビル・アーバン報道官は、「我が国の偵察機に対する中国機のインターセプトは、中国と国際民間航空機関(ICAO)の覚書が定めた基準に反する危険な行為と結論付けられた」と述べた。
一方、中国国防省の報道官は26日の記者会見で、中国機は完全に専門性をもって行動しており、その行為は国家間合意に基くものだったと主張。ただ、合意が提供するのは「技術的な基準」であり、最良の解決方法は米軍が巡回飛行を中止することだとも述べた。
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