ニュース速報

ワールド

サウジが市場シェア維持・拡大へ、国営会社会長「新規投資続ける」

2016年01月26日(火)01時19分

 1月25日、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのカーリッド・アルファレ会長(写真)は、世界の原油需給は最終的には「適度な」価格で均衡すると述べた。バーレーンで2014年5月撮影(2016年 ロイター/Hamad I Mohammed)

[リヤド/ロンドン 25日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのカーリッド・アルファレ会長は25日、原油安への対応でコストカットを進めているが、石油・ガス生産能力への新規投資は継続するとの考えを示した。

湾岸以外の産油国では投資削減の動きが加速しているが、サウジは将来的な価格回復をにらみ、投資を継続し市場シェアを維持、拡大する姿勢を鮮明にしている。

会長は、ビジネス会議でのパネルディスカッションにおいて「石油・ガスの生産能力に関する当社の投資は鈍化していない。コストカットを通じて、支出削減を大きく進めることができた」と明らかにした。

その後、記者団に対し「サウジは最もコストの低い産油国」とし、「われわれには低コスト維持を可能にする規模と能力、そして技術がある」と述べた。

一部の有力な石油エコノミストは、原油安が長期化し石油輸出国機構(OPEC)の主要産油国が市場シェア維持の方針を貫けば、世界は再び、中東産原油に過度に依存する状況に陥る可能性があると予想している。

また会長は、世界の原油需給は最終的には「適度な」価格で均衡すると述べた。

具体的な価格水準には言及しなかったが、遠くない将来にその価格になると述べた。

「需要の拡大はすでに昨年始まっており、それほど遠くない将来に需要が供給に追い付く時がくるだろう」と述べた。

政府のサウジアラムコ株売却計画については、下流ベンチャーの株式のみを売却するのか、上流の石油・ガス事業を含む本体の株式も売却対象になるのかをめぐって、当局はまだ決定を下していないと述べた。

本体の株式売却の場合、法律面で解決すべき問題がある、という。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

人民元が10月1日からSDR構成通貨入り、改革意欲

ビジネス

アサヒ、康師傅飲品株の一部売却へ 欧州事業などに振

ビジネス

アジア大手ヘッジファンド、ドイツ銀から担保引き揚げ

ワールド

韓国、THAADの配備予定地変更 ロッテグループの

MAGAZINE

特集:進化する中国軍

2016-10・ 4号(9/27発売)

高学歴人材、最新鋭兵器、洗練された組織......。かつてのイメージを覆す人民解放軍の知られざる変貌

人気ランキング

  • 1

    アーティスツ(1):会田誠の不安、村上隆の絶望

  • 2

    オーストラリア南部の州全土が停電、再生エネルギーに過度の依存へ疑問符

  • 3

    『ハドソン川の奇跡』 英雄は過ちを犯したのか

  • 4

    ようやく金正恩氏への「遠慮」をやめた韓国の政治家たち

  • 5

    ブルキニを禁じたフランスのパリがヌーディスト解禁へ

  • 6

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 7

    OPECが1日25万バレル以上の減産で合意、8年ぶり

  • 8

    スマホに潜む「悪魔」が中国人を脅かす

  • 9

    警備ロボは人を守ってくれる? 突き飛ばし事故から懸念される安全性

  • 10

    期待を遥かに超えるアクロバットな舞台、スーパー僧侶たちの『スートラ』初来日

  • 1

    クルーニー夫妻、虐殺でISISを告発。「覚悟はできている」

  • 2

    エジプトの過激派にナチスからの地雷の贈り物

  • 3

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 4

    中国機内誌が差別的記述、撤回しても消せない傍若無人ぶり

  • 5

    安楽死が合法的でなければ、私はとうに自殺していた

  • 6

    討論初戦はヒラリー圧勝、それでも読めない現状不満層の動向

  • 7

    ロシアの最新型原潜、極東に配備

  • 8

    アーティスツ(1):会田誠の不安、村上隆の絶望

  • 9

    米テレビ討論、クリントン「二重の負担」で不利

  • 10

    ヨーロッパを追われアメリカに逃れるロマの人々

  • 1

    金正恩「公式行事での姿勢が悪い」と副首相を処刑

  • 2

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 3

    クルーニー夫妻、虐殺でISISを告発。「覚悟はできている」

  • 4

    中国で性奴隷にされる脱北女性

  • 5

    改めて今、福原愛が中国人に愛されている理由を分析する

  • 6

    蓮舫氏へ、同じ「元・中国人、現・日本人」としての忠言

  • 7

    シロクマに包囲され逃げられないロシア観測隊、番犬犠牲に

  • 8

    「スタバやアマゾンはソーセージ屋台1軒より納税額が少ない」オーストリア首相が猛批判

  • 9

    「お母さんがねたので死にます」と自殺した子の母と闘った教師たち

  • 10

    核攻撃の兆候があれば、韓国は平壌を焼き尽くす

 日本再発見 「東京のワンテーマ・ミュージアム」
アンケート調査
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

0歳からの教育 育児編

絶賛発売中!