英政府の経済予測、年2回の頻度を減らすべきではない=IMF

国際通貨基金(IMF)は15日、英国は年2回の経済予測の頻度を減らすべきではないとする一方、関連する政府の予算規則順守状況評価は年1回にとどめるべきとの考えを示した。写真はIMFのビトール・ガスパール財政局長。2022年10月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/James Lawler Duggan)
David Milliken
[ワシントン 15日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は15日、英国は年2回の経済予測の頻度を減らすべきではないとする一方、関連する政府の予算規則順守状況評価は年1回にとどめるべきとの考えを示した。
英政府の予算責任局(OBR)は現在、年2回の経済・予算見通しを発表しているが、リーブス財務相が年次予算に合わせるため年1回に減らしたいと考えているとの憶測が出ていた。
IMFのビトール・ガスパール財政局長は記者会見で「財政ルール順守評価は年1回であるべきだ。予測は国際的なベストプラクティスに従って年2回行うべきだ」と述べた。
IMFは5月に発表した英国経済に関する定例報告書でも同様の見解を示している。