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IMF、サウジの25年成長予想を4%に上方修正 原油増産など背景

2025年10月15日(水)09時06分

 10月14日、国際通貨基金(IMF)は最新の世界経済見通で、サウジアラビアの2025年の国内総生産(GDP)伸び率予想を4月時点の3%から4%に上方修正した。リヤドで8月29日撮影(2025年 ロイター/Hamad I Mohammed)

Rachna Uppal

[ドバイ 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は14日に公表した最新の世界経済見通で、サウジアラビアの2025年の国内総生産(GDP)伸び率予想を4月時点の3%から4%に上方修正した。世界最大の原油輸出国である同国の減産巻き戻しペースが予想を上回っていることが背景。

26年の予想も4%に小幅上方修正した。

IMFは、原油生産と輸送の混乱や進行中の紛争による影響が和らぐにつれ、湾岸諸国の石油・ガス輸出国の成長加速が中東・中央アジア地域全体の成長を押し上げると予想。25年の同地域のGDP伸び率予想を4月の3%から3.5%に引き上げた。昨年の実績は2.6%だった。

26年は3.8%と予想した。

IMFは「これは主に、サウジの原油減産の縮小ペースや、エジプトの25年上半期経済見通しが予想を上回ったことなど、湾岸協力会議(GCC)諸国の動向を反映している」と述べた。

ロイター
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