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米ロビンフッド、予測市場分野で買収機会探る=幹部

2025年10月14日(火)12時47分

Manya Saini Niket Nishant

[13日 ロイター] - 米新興オンライン証券会社ロビンフッド・マーケッツは、米国で急速に拡大する予測市場分野で買収の機会があれば前向きに検討する方針だ。先物・国際事業バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャー、J・B・マッケンジー氏が13日のインタビューで明らかにした。

マッケンジー氏は「われわれとしては手に入る可能性がある買収(候補)があれば目を向けるつもりだ。興味を引いたり、追い求めるべきであったり(事業に)ぴったりフィットしたりする案件がないかどうか常に注視している」と語った。

一方で「われわれには社内で素晴らしい製品を生み出す本当に優秀なエンジニアもいるので(本業拡大と買収という)2つのバランスを目指していくことになる」と付け加えた。

マッケンジー氏によると、合弁や提携などを通じても成長を模索していくという。

予測市場は、昨年の米大統領選中に人気が一気に高まり、それ以降は投資家が金融政策から主要スポーツイベントまで結果を予測し、その予測に基づいて取引する資産クラスの1つに発展している。

先週にはニューヨーク証券取引所を運営するインターコンチネンタル取引所が、予測市場プラットフォームのポリマーケッツに20億ドルを出資し、この分野での競争白熱化を浮き彫りにした。

ロビンフッドは3月、予測市場プラットフォームのカルシと手を組んで「プレディクション・マーケット・ハブ」というイベント取引サービスを立ち上げたほか、インタラクティブ・ブローカーズ・グループ傘下のフォーキャストEXとも提携している。

ロイター
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