ステランティス、第3四半期販売台数が13%増 7四半期ぶり増加

10月10日、ステランティスは第3・四半期の世界販売台数が前年同期比13%増の130万台との推計を示した。写真はパリで2月撮影(2025年 ロイター/Stephanie Lecocq)
[ミラノ 10日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスは10日、第3・四半期の世界販売台数が前年同期比13%増の130万台との推計を示した。新型車の投入と北米需要の回復がけん引した。世界販売台数の増加は2023年第4・四半期以来、7四半期ぶり。
北米販売台数は同35%増の40万3000台に急増。新型ピックアップトラック「ラム1500」の投入や、昨年の生産削減後の在庫水準正常化などが寄与した。
ステランティスは7月、米関税による今年の影響が15億ユーロ(17億ドル)に達する警告。6月に就任したアントニオ・フィローザ最高経営責任者(CEO)が2024年の不振からの回復を目指し、新型車を投入する方針を示していた。
欧州販売台数は同8%増の53万4000台。新型小型車4種「シトロエンC3」、「シトロエンC3エアクロス」、「オペル・フロンテラ」、「フィアット・グランデパンダ」の生産拡大が寄与した。
ステランティスは10月30日に第3・四半期販売台数と売上高の最終データを発表する予定。