ニュース速報
ビジネス

中国BYD、第3四半期販売は2.1%減 5年超で初の減少

2025年10月02日(木)10時28分

中国電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD) の第3・四半期の販売台数は前年同期比2.1%減の110万6000台となった。写真は9月12日、スペインのバルセロナ近郊で撮影(2025年 ロイター/ Albert Gea)

[北京 1日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD) の第3・四半期の販売台数は前年同期比2.1%減の110万6000台となった。同社が1日に提出した書類に基づくロイターの算定で明らかになった。四半期ベースの販売台数が減少するのは2020年第2・四半期以来5年超ぶり。

9月の販売台数は同5.88%減となり、月間では24年2月以来初の減少だった。先月は生産台数をさらに8.47%削減し、巨大工場での生産縮小傾向が続いている。

この減速は、政府のEV普及支援策に支えられたBYDの記録的拡大時代が終わりつつある兆しを強める。国内自動車市場で価格競争が激化する中、競争力を維持する上で同社が直面する課題は増大している。

ロイターのこれまでの報道によると、BYDは今年の販売台数目標を最大16%引き下げ460万台に設定した。ブランド・広報責任者の李雲飛氏が9月29日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの取材でこの目標を確認した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ政権、大学助成金に条件 留学生比率・価値観

ビジネス

アクティビスト活動、第3四半期は前年比で急増 夏場

ワールド

高市・林両氏、台湾巡る対話や防衛力強化重視 米シン

ワールド

ゼレンスキー氏「ロは原子力事故リスク創出」、意図的
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    「元は恐竜だったのにね...」行動が「完全に人間化」してしまったインコの動画にSNSは「爆笑の嵐」
  • 4
    なぜ腕には脂肪がつきやすい? 専門家が教える、引…
  • 5
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 6
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 7
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 8
    アメリカの対中大豆輸出「ゼロ」の衝撃 ──トランプ一…
  • 9
    イスラエルのおぞましい野望「ガザ再編」は「1本の論…
  • 10
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 1
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 2
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 3
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけではない...領空侵犯した意外な国とその目的は?
  • 4
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 5
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 7
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 8
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 9
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 10
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中