ポルシェＡＧ、独ＤＡＸ指数から除外 スカウト２４採用へ

　独自動車大手フォルクスワーゲンが過半数株式を保有する高級スポーツカーメーカーのポルシェＡＧが、ドイツの主要株価指数であるＤＡＸ指数から９月２２日付で除外される。２０１７年８月撮影（２０２５年　ロイター/Michaela Rehle）

[フランクフルト ４日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲンが過半数株式を保有する高級スポーツカーメーカーのポルシェＡＧが、ドイツの主要株価指数であるＤＡＸ指数から９月２２日付で除外される。

ドイツ取引所が３日に発表した。

定期的な構成銘柄見直しの一環。ポルシェＡＧに代わり、不動産検索プラットフォームを運営するスカウト２４が採用される。

ポルシェＡＧは２２年の上場後にＤＡＸ指数の構成銘柄となった。今回の除外により、中型株指数のＭＤＡＸ指数の構成銘柄となる。

フォルクスワーゲンの最高経営責任者（ＣＥＯ）も務めるポルシェＡＧのオリバー・ブルーメＣＥＯは独紙フランクフルター・アルゲマイネとのインタビューで、浮動株比率の低さが指数除外の原因となったとし、できるだけ早くＤＡＸ指数に復帰することが目標だと述べた。

ポルシェＡＧの株価は、米国の輸入関税や中国の需要減退により、過去１年で３割以上値下がりしている。

ドイツ取引所によると、製薬機器メーカーのザルトリウスもＤＡＸ指数から除外され、食品加工技術サプライヤーのＧＥＡグループが採用される。