米J&J、通期業績見通し上方修正 関税費用予想は半減

米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は16日、今年通期の売上高と利益の見通しを上方修正するとともに、新たな関税に関連する費用の予想を従来の半分に引き下げた。写真は同社のバナー広告。ニューヨークで2023年撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
Michael Erman Patrick Wingrove Bhanvi Satija
[16日 ロイター] - 米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は16日、今年通期の売上高と利益の見通しを上方修正するとともに、新たな関税に関連する費用の予想を従来の半分に引き下げた。
同日発表した第2・四半期決算は、主力のがん治療薬「ダラザレックス」や心臓疾患治療機器の販売が好調で、市場予想を上回った。
J&Jは、医療機器部門に関連する今年の関税関連費用を2億ドル程度と予想。従来は第2・四半期以降の関税関連コストを4億ドル程度と見込んでいたが、トランプ政権が中国などに対する関税の発動を延期したことを受けて見通しを修正した。
通期の売上高は約20億ドル引き上げて932億─936億ドルとし、アナリスト予想の915億ドルより高い水準を見込んだ。調整後1株利益は10.80─10.90ドルとし、従来予想の10.50─10-70ドルから引き上げた。
ジョー・ウォルク最高財務責任者(CFO)はロイターに、関税関連のコストを吸収した上でなお、利益見通しを引き上げることができたと説明。今年の影響は最小限にとどまると見込んでいると述べた。ただ2026年の関税の影響を予想するのは時期尚早だと指摘し、「状況は流動的であり、動向を見極める必要がある」と語った。
JPモルガンのアナリスト、クリス・ショット氏は、通期1株利益予想について約0.25ドルの上方修正は予想を上回る動きだったが、そのうち0.17ドル程度はドル安に起因すると指摘した。ただ同社の中核事業は好調であり、5%以上の増収へ向けた軌道を進んでいるとの見方を示した。
第2・四半期決算は、調整後の1株利益が2.77ドル、売上高は237億4000万ドルで予想を上回った。LSEGが集計したアナリスト予想はそれぞれ2.68ドル、228億4000万ドルだった。
医療機器部門の売上高は為替相場の影響を除いたベースで6.1%増の85億4000万ドルとなり、市場予想の82億5000万ドルを超えた。ダラザレックスの売上高は35億4000万ドル。アナリスト予想は33億8000万ドルとなっていた。
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