米リフト、第1四半期は調整後利益が予想超え 自社株買い増額

5月8日、 米配車大手リフトが発表した第1・四半期決算は、売上高が前年同期比13.5%増の14億5000万ドルとなった。写真は同社のサイン。ロサンゼルスで2019年3月撮影(2025年 ロイター/Lucy Nicholson)
[8日 ロイター] - 米配車大手リフトが8日発表した第1・四半期決算は、売上高が前年同期比13.5%増の14億5000万ドルとなった。LSEGがまとめたアナリスト予想平均は14億7000万ドル。
調整後1株利益は0.24ドルで、アナリスト予想の0.19ドルを超えた。
リフトは自社株買いプログラムを7億5000万ドルに増額し、今後12カ月以内に5億ドルを支出する意向を示した。同社は2月に初の自社株買いプログラムを公表したが、時期は明らかにしていなかった。
アクティビスト(物言う投資家)のエンジン・キャピタルは先週、リフトに7億5000万ドルの自社株買いを急ぐよう要請し、身売りを含む戦略的選択肢を検討するよう望んでいると述べた。
リフトは第2・四半期の総予約額見通しを44億1000万─45億7000万ドルとし、市場予想(45億ドル)とほぼ一致した。
第2・四半期の調整後利払い・税・償却前利益は1億1500万─1億3000万ドルとの見通しを示し、市場予想とおおむね一致した。
リフトは、中核市場に加え、成長機会を求めて第1・四半期に乗車回数が37%増えたインディアナポリスのような自動車への依存度が高く、公共交通機関が限られているより小規模な都市に目を向ける方針を示した。