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米タペストリー、業績予想を上方修正 主力「コーチ」の販売好調

2025年05月09日(金)03時43分

「コーチ」などのブランドを展開する米タペストリーは8日、2025年6月期(24年7月─25年6月)の業績予想を上方修正した。(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

Savyata Mishra

[8日 ロイター] - 「コーチ」などのブランドを展開する米タペストリーは8日、2025年6月期(24年7月─25年6月)の業績予想を上方修正した。

売上高見通しは従来の約68億5000万ドルから69億5000万ドルに、1株当たり利益見通しは従来の4.85―4.90ドルから5ドル前後に引き上げた。主力のハンドバッグなどの販売が堅調だった。

25年1─3月期(3月29日まで)の純売上高は15億8000万ドルで、LSEGがまとめた市場予想15億3000万ドルを上回った。1株当たり利益は1.03ドルだった。北米や欧州、中国で高級バッグなどの販売が堅調だった。値上げが寄与し、粗利益率は前年同期から140ベーシスポイント(bp)上昇した。

高級品では販売で苦戦するブランドも目立つ。ランニング・ポイント・キャピタル・アドバイザーズのマイケル・アシュレイ・シュルマン最高投資責任者(CIO)はタペストリーに関して「高級志向の顧客層を取り込んでいる」と指摘した。

コーチの商品はベトナム、カンボジア、フィリピン、インドで製造。中国との関わりも限定的だった。幹部によると、4月の米関税引き上げ前に米国内での在庫を厚くしたほか、関税の影響を最小化するために供給網の最適化を進めているという。

ロイター
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