ニュース速報
ビジネス

午後3時のドルは小幅安の159円前半、介入警戒感から上値重い

2024年06月25日(火)15時18分

 6月25日 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(159.59/62)から小幅安の159円前半で推移している。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Mariko Sakaguchi

[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(159.59/62)から小幅安の159円前半で推移している。ドルは実需の売りや持ち高調整の売り一巡後は小動きにとどまった。政府・日銀による為替介入への警戒感から、ドルの上値は重かった。

ドルは仲値公示にかけては国内輸出企業による売りが多くでたとみられ、じりじりと軟化。「(現状のドルの水準では)国内輸入企業によるドル買いは積極的に入りづらい」(国内銀の為替セールス担当)という。仲値公示後も、四半期末の売りフローやポジション調整の売りが出たとみられ、ドルは一時159.18円付近まで下落した。その後は押し目買いが入り、水準をやや戻した。

後場に入っても、ドルは上値の重い展開が続いた。鈴木俊一財務相や林芳正官房長官などから円安けん制発言が相次ぐなど、政府・日銀による為替介入への警戒感が一段と強まっている。

節目の160円では売りで待ち構えている市場参加者が多いとみられるほか、日銀の政策修正観測もくすぶる中、「無理してドル買い/円売りを続けるという状況ではない」(SBIリクイディティ・マーケットの金融市場調査部長、上田真理人氏)という。

オーストラリア・ニュージーランド銀行の外国為替・コモディティ営業部ディレクター、町田広之氏は、フェアバリューの観点からは「基調としてドルの上値は重い」との見方を示す。

米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が予想を下回ったことを踏まえると、相関性の高い米消費者信頼感指数が弱い数字になると予想されるほか、6月に発表されたインフレ関連指標はいずれも弱く、28日の米個人消費支出(PCE)価格指数が同様に弱い数字となれば、米金利は上がりにくい可能性がある。また、米株高を背景に四半期末のリバランス目的のドル売りフローも出やすいという。

一方、ドルの下値も固い。「米国よりも欧州経済の方が全体的に弱い。それにつられて、ドルは買われやすくなる可能性がある」(りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、田中春菜氏)とし、ドルが高値をトライする可能性はあると指摘する声も出ている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 159.44/159.47 1.0741/1.0742 171.27/171.32

午前9時現在 159.68/159.71 1.0732/1.0733 171.38/171.43

NY午後5時 159.59/159.62 1.0732/1.0736 171.34/171.38

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

MUFGの10-12月期、純利益6%増 金利上昇で

ワールド

台湾の追加防衛支出案、通過しなければ国際社会に誤解

ビジネス

英ビーズリー、チューリッヒ保険の修正買収案に同意 

ビジネス

クレディ・アグリコル、第4四半期は39%減益 一時
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    ICE射殺事件で見えたトランプ政権の「ほころび」――ア…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 10
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中