ニュース速報
ビジネス

米新規失業保険申請、1000件増の22万件 労働市場の緩やかな失速示唆

2023年12月08日(金)00時39分

米労働省が7日発表した今月2日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は1000件増の22万件だった。2021年8月撮影(2023年 ロイター/Dustin Chambers)

[ワシントン 7日 ロイター] - 米労働省が7日発表した今月2日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は1000件増の22万件だった。労働市場は緩やかな減速傾向が続いている。市場予想は22万2000件だった。

この時期の申請件数は祝日の関係で不安定になる傾向があり、労働市場の明確な兆候を捉えるのは難しい。

11月25日までの1週間の継続受給件数は6万4000件減の186万1000件だった。

国際的な再就職支援会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米国に拠点を置く企業が11月に発表した人員削減は前月比24%増の4万5510人だった。前年同月比は41%減った。

米労働省が5日発表した10月の雇用動態調査(JOLTS)によると、失業者1人当たりの求人件数は1.34件と2021年8月以来、2年2カ月ぶりの低水準だった。金利の高止まりを背景に、労働需要が緩和している。

米連邦準備理事会(FRB)は次回連邦公開市場委員会(FOMC)の最終日となる今月13日に政策金利を据え置くことを決めると予想されている。FRBは昨年3月に今回の局面での利上げを始め、現在は政策金利を5.25ー5.5%に設定している。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米運輸長官、航空管制システム刷新へ支出要求方針 具

ビジネス

旭化成、今期1.5%の営業増益を予想 米関税影響「

ビジネス

OCBC、第1四半期は3年ぶり減益 25年見通し据

ワールド

EXCLUSIVE-サウジ核政策で米が方針転換、イ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 2
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..最新技術で分かった「驚くべき姿」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 5
    骨は本物かニセモノか?...探検家コロンブスの「遺骨…
  • 6
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 7
    恥ずかしい失敗...「とんでもない服の着方」で外出し…
  • 8
    教皇選挙(コンクラーベ)で注目...「漁師の指輪」と…
  • 9
    あのアメリカで「車を持たない」選択がトレンドに …
  • 10
    日本の「治安神話」崩壊...犯罪増加と「生き甲斐」ブ…
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 7
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 8
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 9
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 10
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中