ニュース速報

ビジネス

北朝鮮、核実験実施含めさらなる挑発行為の可能性=官房長官

2022年09月26日(月)12時35分

松野博一官房長官は26日午前の閣議後会見で、北朝鮮が25日に弾道ミサイルを発射したことを踏まえ、北朝鮮の軍事動向は平素から重大な関心をもって情報収集・分析に努めているが、「今後、核実験の実施を含めさらなる挑発行為に出る可能性はある」と指摘した。資料写真、2021年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 26日 ロイター] - 松野博一官房長官は26日午前の閣議後会見で、北朝鮮が25日に弾道ミサイルを発射したことを踏まえ、北朝鮮の軍事動向は平素から重大な関心をもって情報収集・分析に努めているが、「今後、核実験の実施を含めさらなる挑発行為に出る可能性はある」と指摘した。時期など詳細の説明は困難だが、米国などと緊密に連携して情報収集に全力を挙げ、いわゆる反撃能力も含め防衛力の抜本的な強化に取り組む意向を示した。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は25日、ロシアがウクライナに対し核兵器使用に踏み切った場合、米国は「断固たる対応」を取ると表明し、ロシアに「破滅的な結果」がもたらされると警告した。この警告に関し、日本は米国の核使用を容認しているのかとの質問に対し、松野長官は、仮定の質問に答えるのは差し控えるとした。また、ロシアによる核兵器使用の可能性を深刻に懸念しており、「威嚇も、まして使用もあってはならないということを強く訴えていきたい」と語った。

松野官房長官は10月11日から水際措置を見直し、現在1日5万人の入国者数の上限撤廃、個人旅行解禁、査証の免除措置の再開、国際線の受け入れ拡大などを行うと述べた。同時に観光支援策「全国旅行支援」を当面12月下旬まで実施し、来年1月末までのイベントを割引の対象とする措置も始めるとした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

再送米PCE価格指数、3月前月比+0.3%・前年比

ワールド

「トランプ氏と喜んで討議」、バイデン氏が討論会に意

ワールド

国際刑事裁の決定、イスラエルの行動に影響せず=ネタ

ワールド

ロシア中銀、金利16%に据え置き インフレ率は年内
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 5

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 6

    大谷選手は被害者だけど「失格」...日本人の弱点は「…

  • 7

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    「性的」批判を一蹴 ローリング・ストーンズMVで妖…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中