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米S&P500新年ラリー続く、ダウは小反落
1月8日、米国株式市場はまちまちで取引を終えた。写真はNY証券取引所のトレーダー(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場はまちまちで取引を終えた。S&P総合500種は小幅高となる一方、ヘルスケア関連株と金融株が相場を圧迫。決算発表を控えているほか、今年に入ってからの上昇を受け、騰勢が一服した。
ヘルスケアはS&P全セクターの中で最悪のパフォーマンスとなった。週内に第4・四半期決算発表シーズンの開始を控え、投資家は銀行株への資金投入に慎重となった。
ジョーンズ・トレーディングの首席市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「先週に大幅高となったほか、決算発表シーズンを控え、投資家は過度な上値追いを避けている」と述べた。
ロイターのデータによると、ダウ、S&P総合500種、ナスダック総合の主要3指数は年初の4営業日でみると10年超ぶりの力強い上昇となった。Stock Traders Almanacによると、歴史的にみて、1月最初の5営業日は通年の動向を占う上で目安になる。
S&Pヘルスケア株<.SPXHC>が0.4%安。先週は3.2%値を上げた。
S&P金融株<.SPSY>も0.1%安。銀行株<.SPXBK>が0.4%安と甘かった。投資家は米法人税減税による第4・四半期利益への影響を見極めようとしている。
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半面、S&P公益株<.SPLRCU>は全セクターのうち、上昇率が最も大きかった。
個別株をみると、キャタピラー
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ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.40対1の比率で上回った。ナスダックでは1.03対1で値上がり銘柄数が多かった。
S&P総合500種構成銘柄をみると、98銘柄が52週高値を更新。安値更新銘柄はなし。ナスダック総合構成銘柄では124銘柄が新高値を更新し、26銘柄が新安値を付けた。
米取引所の合算出来高はこれまでのところ63億6000万株。直近20営業日の平均は62億8000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25283.00 -12.87 -0.05 25308.40 25311.99 25235.41 <.DJI>
前営業日終値 25295.87
ナスダック総合 7157.39 +20.83 +0.29 7135.38 7161.35 7124.09 <.IXIC>
前営業日終値 7136.56
S&P総合500種 2747.71 +4.56 +0.17 2742.67 2748.51 2737.60 <.SPX>
前営業日終値 2743.15
ダウ輸送株20種 10997.63 +85.89 +0.79 <.DJT>
ダウ公共株15種 707.87 +7.13 +1.02 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1335.54 +9.83 +0.74 <.SOX>
VIX指数 9.52 +0.30 +3.25 <.VIX>
S&P一般消費財 811.59 +0.69 +0.09 <.SPLRCD>
S&P素材 394.56 +0.37 +0.09 <.SPLRCM>
S&P工業 658.02 +2.36 +0.36 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 589.34 +1.34 +0.23 <.SPLRCS>
S&P金融 471.33 -0.59 -0.12 <.SPSY>
S&P不動産 201.10 +1.17 +0.59 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 557.64 +3.23 +0.58 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 983.52 -3.79 -0.38 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 164.12 +0.19 +0.11 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1157.02 +4.21 +0.37 <.SPLRCT>
S&P公益事業 263.15 +2.46 +0.94 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.09億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 23980 + 260 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 23945 + 225 大阪比 <0#NIY:>
*内容を追加して再送します。