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米国株式市場は横ばい、ホーム・デポなど消費関連株に売り

2017年08月16日(水)06時32分

 8月15日、米国株式市場は、ほぼ横ばいで引けた。写真はNY証券取引所のトレーダー、14日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は、ほぼ横ばいで引けた。7月米小売売上高が強い内容だったものの、ホームセンターのホーム・デポなど消費関連株が軟調となり、相場の足を引っ張った。

小売売上高は7カ月ぶりの大幅な増加で、自動車販売が伸びたほか、裁量的な支出が拡大した。ただコモンウェルス・ファイナンシャルのブラッド・マクミラン最高投資責任者は「人々の消費対象がいつも同じというわけではない。企業レベルで見ると、勝者と敗者が存在する」と指摘した。

ホーム・デポは四半期利益が増加し、通期見通しも引き上げたが、住宅市場における供給制約が同社の収益に響くのではないかとの懸念から、2.7%下落した。同業のロウズも%4.4下げた。高級皮革ブランドのコーチは売上高が市場予想に届かず15.2%安、利益が市場予想を下回った自動車部品小売りのアドバンス・オート・パーツは20.3%安。こうした流れを受け、S&P一般消費財株指数<.SPLRCD>は0.9%下げた。

ゼネラル・エレクトリック(GE)は0.9%下落。取引時間中には2015年10月以来の安値に沈む場面があった。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイが14日開示した四半期ポートフォリオ報告で、保有していたGE株を売却したことが分かった。

騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が1.76対1、ナスダックが2.05対1でいずれも下げが優勢。米取引所の合計出来高は約53億株と、直近20営業日平均の63億株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21998.99 +5.28 +0.02 22029.91 22038.92 21971.48 <.DJI>

前営業日終値 21993.71

ナスダック総合 6333.01 -7.22 -0.11 6350.51 6350.74 6324.75 <.IXIC>

前営業日終値 6340.23

S&P総合500種 2464.61 -1.23 -0.05 2468.66 2468.90 2461.61 <.SPX>

前営業日終値 2465.84

ダウ輸送株20種 9371.07 +23.52 +0.25 <.DJT>

ダウ公共株15種 737.55 +3.29 +0.45 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1096.43 +2.69 +0.25 <.SOX>

VIX指数 12.04 -0.29 -2.35 <.VIX>

S&P一般消費財 713.10 -6.47 -0.90 <.SPLRCD>

S&P素材 338.07 +0.14 +0.04 <.SPLRCM>

S&P工業 583.40 -1.36 -0.23 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 572.23 +2.60 +0.46 <.SPLRCS>

S&P金融 416.08 +0.89 +0.22 <.SPSY>

S&P不動産 199.92 -0.67 -0.33 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 466.44 -1.85 -0.40 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 913.71 -0.20 -0.02 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 159.24 -1.62 -1.01 <.SPLRCL>

S&P情報技術 997.92 +2.29 +0.23 <.SPLRCT>

S&P公益事業 274.95 +1.37 +0.50 <.SPLRCU>

NYSE出来高 7.01億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 19730 - 10 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 19720 - 20 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

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