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米国株式市場が連日の最高値、S&P500は週間で3%上昇
12月9日、米国株式市場は続伸して取引を終えた。写真はニューヨーク証券取引所で同日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国株式市場は続伸して取引を終えた。
主要株式指数は連日の最高値更新となり、トランプ氏が11月の米大統領選で勝利して以降、出遅れていた分野の銘柄が物色されSP500種株価指数は週間で3%上昇した。
指数は3日連続で最高値を記録し、ダウ工業株30種平均、ナスダックも最高値を更新。ダウは5週連騰だった。
トランプ次期大統領が掲げる景気刺激策や減税、規制緩和はこれまで特に金融株や鉱業株の株価を押し上げてきた。9日は出遅れていた医療、生活必需品、電気やガスなどの公益事業、ハイテクといった分野がけん引した。
S&P500は6営業日連騰で、年間では10.5%の上昇だ。
株価は午後に上げ幅を広げ、終値はほぼ取引時間中の高値に近かった。
ニューヨークの資産運用会社ソラリス・アセット・マネジメントのティム・グリスキー最高投資責任者(CIO)は「価格下落の場面を待ったが訪れずに、資金がどんどん債券から株へ流れていった」と指摘する。
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テキサス州オースチンの証券会社チャールズ・シュワブのトレーディングとデリバティブ部門担当のランディ・フレデリック副社長は「出遅れ株にも資金が流れ、株価上昇の裾野が広がった。とてもいい兆候だ」と分析した。
来週には連邦公開市場委員会(FOMC)が控える。市場の大半は追加利上げを見込んでいるが、投資家は今後の利上げペースについて手掛かりを得ようとしており、株価の行方も影響を受ける。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.01対1だった。ナスダックも1.38対1で上げが下げを上回った。
米取引所の合算出来高は約74億株で、直近20営業日の平均である75億株を下回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 19756.85 +142.04 +0.72 19631.35 19757.74 19623.19 <.DJI>
前営業日終値 19614.81
ナスダック総合 5444.50 +27.14 +0.50 5436.11 5450.16 5427.12 <.IXIC>
前営業日終値 5417.36
S&P総合500種 2259.53 +13.34 +0.59 2249.73 2259.80 2249.23 <.SPX>
前営業日終値 2246.19
ダウ輸送株20種 9407.19 -13.89 -0.15 <.DJT>
ダウ公共株15種 645.86 +5.11 +0.80 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 892.51 -3.19 -0.36 <.SOX>
VIX指数 11.75 -0.89 -7.04 <.VIX>
S&P一般消費財 667.72 +1.37 +0.20 <.SPLRCD>
S&P素材 322.05 -0.18 -0.06 <.SPLRCM>
S&P工業 550.37 +2.63 +0.48 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 531.43 +7.12 +1.36 <.SPLRCS>
S&P金融 393.24 +0.50 +0.13 <.SPSY>
S&P不動産 189.25 -0.15 -0.08 <.SPLRCREC
>
S&Pエネルギー 558.71 +2.29 +0.41 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 793.70 +9.67 +1.23 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 169.57 +0.43 +0.25 <.SPLRCL>
S&P情報技術 814.17 +5.66 +0.70 <.SPLRCT>
S&P公益事業 241.75 +2.48 +1.04 <.SPLRCU>
NYSE出来高 9.02億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19255 + 265 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 19185 + 195 大阪比 <0#NIY:>