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英大使館が日本企業から意見、EU離脱で会合開催
6月27日、ヒッチンズ駐日英大使は午前、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け、同国に進出する日本企業から意見を聞く会合を29日に大使館で開くことを明らかにした。写真は英国の国旗。ロンドンで昨年3日撮影(2016年 ロイター/Suzanne Plunkett)
[東京 27日 ロイター] - ヒッチンズ駐日英大使は27日午前、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け、同国に進出する日本企業から意見を聞く会合を29日に大使館で開くことを明らかにした。
ヒッチンズ大使は27日朝、岸田文雄外相を訪問。外相は大使に「英国に進出する1000社あまりの企業が、これまで通り安定して活動ができる状態を維持すべく心をくだいてほしい」と伝えた。
会談後、記者団の取材に応じた大使は、離脱が決まった24日から週末にかけ、英国に進出する日本企業と連絡を取り合ったと説明。29日には大使館で日本企業から意見を聞く会合を開くことを明らかにした。
ヒッチンズ大使は「英国政府は経済成長、安定を求めており、日本企業の声に耳を傾ける。不透明な点、関心ある点を日本企業から聞きたい」と語った。
英空軍と航空自衛隊が今秋に初めて行う戦闘機の共同訓練についても「準備を速く進めなければならない」と述べ、計画に変更がないことを明らかにした。
日本政府は28日から、杉山晋輔外務次官をEU本部があるブリュッセルとロンドンに派遣する。英国のEU離脱に伴う影響を話し合うとともに、日英関係の維持を確認することにしている。
*内容を追加し、写真を差し替えます。
(久保信博)