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自動車8社、米国で1200万台追加リコール タカタ製エアバッグ問題で
5月27日、米当局によると、自動車メーカー8社はタカタ製エアバッグに関連して米国で新たに1200万台超をリコールする。写真はタカタのロゴ、11日都内で撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[ワシントン 27日 ロイター] - 自動車メーカー8社は27日、タカタ製エアバッグ問題に関連して米国で1200万台超を追加リコール(無償回収・修理)すると発表した。米当局の文書から明らかになった。
リコール台数はホンダが450万台、フィアット・クライスラーが430万台、トヨタ自動車が165万台、マツダが73万台、富士重工業のスバルと日産自動車がそれぞれ40万台。その他、三菱自動車、フェラーリもリコールを公表した。さらに複数社が数日中にリコールを発表する見通し。
今回のリコールでは助手席用エアバッグのインフレーター(膨張装置)が対象となる。欠陥の原因とみられる湿気にさらされている度合いが高いとみられる車両などを優先してリコールする。
タカタは今月、自動車メーカー17社であらたに最大4000万台をリコールすることで当局と合意。2019年までに段階的に実施する方針となっている。
今回のリコールに関連したエアバッグの異常破裂は報告されていない。
日本国内では、国土交通省が同日、乾燥剤の入っていないタカタ製エアバッグのインフレ―ターを搭載した車計約700万台を2018年度末までにリコールするよう自動車メーカー各社に指示した。これにより、日本国内でのリコール対象車両総数は計約1960万台になるという。
*内容を追加します。